がん検診の評価(精度管理)【令和5年度】
がん検診の精度管理
1 がん検診の精度管理とは
がん検診によってがんによる死亡者を減少させるためには、科学的な有効性の確立したがん検診を正しく実施する必要があります。
正しいがん検診が正しく実施されているかを確認すること、がん検診の質(精度)を管理することが「がん検診の精度管理」です。
2 がん検診精度管理の指標
精度管理指標は、次の技術・体制的指標とプロセス指標が用いられ、プロセス指標には「許容値」や「目標値」が定められています。
(1)技術・体制的指標
がん検診を適正に実施するために、関係機関(市町、検診機関、県)がチェックリストを用いて管理しています。
(2)プロセス指標
がん検診の評価をするために、次の指標等を用います。
- 要精検率(検診受診者のうち、要精検者の割合)
- 精検受診率(要精検者のうち、精密検査を受けた者の割合)
- 精検未受診率(要精検者のうち、精密検査を受けていない者の割合)
- がん発見率(検診受診者のうち、がんが発見された者の割合)
- 陽性反応適中度(要精検者のうち、がんが発見された者の割合)
3 チェックリストによる評価結果(令和5年度)
県内20市町のチェックリスト評価結果(県独自基準)は次のとおりです。
評価結果は、A~Dの4段階です。
がん検診事業評価のためのチェックリスト
チェックリスト結果
チェックリスト評価一覧
4 プロセス指標(がん検診の実施状況(令和3年度))
5 佐賀県各種がん検診実施要領を制定しています
県内の市町が実施する各種がん検診(胃、大腸、肺、子宮がん、乳がん検診)について、厚生労働省の「健康診査管理指導等事業実施のための指針」(平成20年3月31日一部改正)に基づき、精度管理を目的とした次の佐賀県各種がん検診実施要領を制定しています。(令和5年4月1日現在)