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子宮がん検診におけるHPV検査を全国で初めて全県下で無料化します

佐賀県は子宮がんの死亡率が全国ワーストです

 そこで、子宮頸がんの主な原因であるHPV(ヒトパピローマウイルス)の検査を、罹患率が高い30歳から44歳までの県内女性を対象に、全国で初めて全県下で無料化します。子宮頸がんを早期に発見し、子宮頸がんの撲滅を目指します。

 

子宮頸がんって?

ほとんどの女性が一生に一度は感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)という、ごくありふれたウイルスが主な原因です。

たとえ感染しても、多くの人は自分の免疫力でウイルスを排除できます。ところが、約10%の人がウイルスを排除できずに感染が持続してしまい、一部の人で細胞が変化します。この状態を「異形成」といい、長い期間を経てがんに進行する可能性があります。

 

HPV検査って?

HPVが消えたがどうかを見る検査で、現在の病変の有無だけでなく、「将来の細胞の変化」が予測できるため、子宮頸がんになる前の段階で治療できます。

細胞の変化図.png

  • がんになる前の細胞(前がん病変)の発見精度がほぼ100%まで向上します
  • 通常の市町の子宮頸がん検診(細胞診検査)と一緒に検査するので、身体的負担もなく、今までと同じように受診するだけです
  • 細胞診・HPV検査の両方の結果が「異常なし」の場合、次回は3年後の受診となり、検診間隔が延びます

 

自己負担額

  • 子宮頸がん検診(細胞診検査):お住まいの市町によって異なります
  • HPV検査:無料

 

無料化の対象となる方

佐賀県内にお住まいの30~44歳の女性(年度末時点)
※前年度または前々年度にHPV併用検査を受けて、細胞診、HPV検査ともに「異常なし」だった方は対象外となります

 

受診できるところ

各市町の集団検診や、個別の医療機関で受診できます。
集団検診の日程はこちらから検索できます。
個別の医療機関はこちらからご覧いただけます。

 

参考資料

HPV併用検診広報リーフレット.pdf