9月はがん征圧月間です
今や2人に1人ががんになる時代。「がん」は他人事ではなく、身近な病気です。
9月は公益財団法人日本対がん協会が定めた「がん征圧月間」となっており、がんとその予防について、正しい知識や早期発見・早期治療の大切さを広める活動が全国的に行われています。
この機会に家族や大切な人と一緒にがんについて考えてみましょう。
佐賀県は女性のがんの死亡率が高いです
佐賀県は女性特有のがんといわれる「乳がん」「子宮頸がん」の死亡率が全国と比較して高いです。5年平均死亡率では乳がんがワースト13位、子宮頸がんがワースト6位となっています。がん検診に対して痛そう、怖いといった抵抗があるかもしれませんが、大切な自分の体のために定期的に検診を受診しましょう。
多くのがんは早期発見・早期治療により9割以上が治ります
5がんといわれる「胃がん」「大腸がん」「肺がん」「乳がん」「子宮頸がん」の多くは、進行度が低いステージ1で発見されれば5年生存率が9割以上となっています。しかし、ステージ4で発見されると約40%から10%未満にまで5年生存率が低下します。これは、早期にがんを発見し治療を開始することがいかに重要かを示しています。
生存率を向上させるには、早期発見・早期治療が一番の近道なのです。
がんを防ぐためには生活習慣も大切です
がん検診の定期的な受診も大切ですが、日常の生活習慣も非常に大切です。
国立がん研究センターがん予防・検診研究センターがまとめた「がんを防ぐための新12か条」が、がん研究振興財団から公開されています。
日本人を対象とした疫学調査などをもとに提案されたこの12か条にチャレンジし、健康的な日常生活を保ちましょう。
☆がんを防ぐための新12か条☆
1条 たばこを吸わない
2条 他人のたばこの煙を避ける
3条 お酒はほどほどに
4条 バランスのとれた食生活を
5条 塩辛い食品は控えめに
6条 野菜や果物は不足にならないように
7条 適度に運動
8条 適切な体重維持
9条 ウイルスや細菌の感染予防と治療
10条 定期的ながん検診を
11条 身体の以上に気がついたら、すぐに受診を
12条 正しいがん情報でがんを知ることから